ゲルマン魂炸裂! 絶体絶命のバイエルンが2点差を逆転、120分の死闘を制しCL8強進出
昨季準優勝のイタリア王者が16強で散る
延長に入り、均衡を破ったのはバイエルンだった。延長後半3分、クロスボールをユベントスDFエブラがクリアしたセカンドボールを拾ったバイエルンは、ゴール前の狭いエリアでパス交換し、最後は延長前半に途中出場していたMFチアゴ・アルカンタラがゴールに流し込んだ。これでユベントスは集中力が切れてしまったのか、続く同5分にはカウンターでMFコマンに独走を許し、最後はゴール前右サイドから左足で決めた。試合は一気に4-2とバイエルンが2点リードを奪った。
試合はこのままタイムアップの笛が鳴り響いた。一時は絶体絶命に追い込まれたバイエルンは、不屈のゲルマン魂で8強進出を手繰り寄せた。一方で、不利な状況から一時は勝ち抜けに手が掛かりながら最後に力尽きたユベントス。昨季のファイナリストが16強の舞台で姿を消すことになった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images