「彼と直接話している」 エメリ監督、久保への“要求”を公言「見つけ出すことを求める」
ビジャレアルはアラベスに3-1で勝利 久保は後半30分から途中出場
ビジャレアルは現地時間9月30日、リーガ・エスパニョーラ第4節でアラベスと対戦し、3-1で勝利を収めた。開幕から4試合連続でベンチスタートとなった日本代表MF久保建英は後半30分から途中出場したが、試合後にウナイ・エメリ監督は久保のプレーに満足感を示しつつ、直接の話し合いで今後の要求もしていると強調した。
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前節のバルセロナ戦で0-4の大敗を喫してから中2日で迎えたアラベス戦で、エメリ監督は4-3-3システムを採用してチームに変化を加えてきたが、久保は4試合連続でベンチスタートとなった。3-1のリードで迎えた後半30分、MFマヌ・トリゲロスに代わって久保が投入され、左サイドに配置された。
同37分、ドリブル突破した場面では相手DFシモ・ナバーロにユニフォームを掴まれ、イエローカードを誘発すると、同アディショナルタイムには敵陣でパスを受けた久保がドリブルでペナルティーエリア内に侵入。左足でシュートを放つも、相手GKのセーブに阻まれた。
新天地で出場時間の確保に苦戦しているが、エメリ監督は試合後、久保について言及。「彼の仕事ぶりには非常に満足している」と、加入したばかりでチームに適応する段階だが、久保が示しているパフォーマンスに不満がないことを説明した一方、要求しているレベルも高いことを強調している。
「私が彼に中盤の様々なポジションでプレーすることを求めているのは、ご存知だろう。そのプロセスにおいても、彼と直接 話している。私は彼が快適にプレーすることを望んでおり、その場所を自分で見つけ出すことを求めている。彼は我々に多くをもたらすことのできる選手だ。今日も彼は最高ではなかったが、よくやってくれていた」
久保はビジャレアル加入後、ゴールやアシストなどまだ目に見える結果を残していないが、エメリ監督は「上手くプレーすることは、必ずしもゴールやアシストを記録することだとは限らない。私にとって、彼が貢献してくれていることは大切なものだ」と久保の重要性を主張していた。ビジャレアルという強豪クラブに加入するうえで、出場機会が限られる状況は久保本人にとっても想定の範囲内だろう。与えられたチャンスのなかで高いパフォーマンスを発揮し、エメリ監督の期待に応えたいところだ。