酒井宏樹への「クソ中国人」発言は調査外? ネイマール、差別的言動疑惑に処罰なし

パリ・サンジェルマンFWネイマール【写真:AP】
パリ・サンジェルマンFWネイマール【写真:AP】

LFPが調査結果を発表 マルセイユのA・ゴンサレスとともに「差別的な言動を立証する証拠なし」

 フランス・プロリーグ機構(LFP)は現地時間9月30日、長期出場停止の可能性が報じられていたパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールについて、処分を科さないことを発表した。

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 ネイマールは13日に行われたマルセイユ戦(0-1)で、相手DFアルバロ・ゴンサレスと乱闘に発展。その理由としてA・ゴンサレスから人種差別的な言動があったとネイマールは主張したが、A・ゴンサレスは否定していた。LFPはネイマールに2試合の出場停止処分を科したうえで、A・ゴンサレスによるネイマールへの人種差別的な言動があったかは調査するとしていた。

 その間に、ネイマールがマルセイユの日本代表DF酒井宏樹に対して「クソ中国人」と言い放った疑惑も浮上。フランス国外のメディアからは、その瞬間の映像が“証拠”として公開されるなど物議を醸した。そして、場合によっては年内の試合ほとんどに出場停止になる可能性も報じられていた。

 しかし、この日のLFPの発表はネイマールにもゴンサレスにも処分は科さないというもの。その理由として「選手とクラブの話を聞き、試合中にネイマールがゴンサレスに対して、ゴンサレスがネイマールに対して行ったという差別的な言動を立証する証拠がない」とした。

 酒井に対する発言は今回の調査には含まれていなかったことがLFPの発表からは示唆されるが、半月にわたって議論を呼んできたPSGとマルセイユの一戦における混乱は、リーグの発表でひと段落を迎えることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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