乾&武藤、リーガ史上初の“日本人共演”が実現も… 0-1敗戦のエイバル、開幕4戦白星なし
武藤が移籍後初、乾は開幕4戦連続スタメン出場も不発… 昇格組エルチェに敗戦
スペイン1部エイバルは現地時間9月30日、リーガ・エスパニョーラ第4節で昇格組のエルチェとホームで対戦し、0-1で敗れ開幕4試合未勝利(1分3敗)となった。この試合で日本代表FW武藤嘉紀が移籍後初先発、同MF乾貴士が開幕4試合連続スタメンとなったため、リーガ史上初の“日本人共演”が実現している。
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今季ニューカッスルから期限付き移籍した武藤は、27日に行われた前節アスレティック・ビルバオ戦(1-2)で後半45分から出場してリーガデビュー。もっとも先発していた乾が同39分にベンチへ下がっていたため、公式戦のピッチ上での日本人初共演はお預けとなっていた。
中2日の過密日程で迎えたエルチェ戦で、武藤は移籍後初、乾は4試合連続のスタメン出場。スペイン1部で初めて、同チームの日本人2選手が同時出場を果たした。
試合は序盤からエイバルが押し気味にゲームを進め、左サイドハーフの乾は再三にわたってクロスを供給。ゴール前で構える武藤を狙うシーンも見られた。武藤の初シュートは前半26分。左サイドの乾が中央にドリブルをして右サイドにつなぎ、DFアルバロ・テヘロからのアーリークロスを武藤がヘディングで合わせるも、シュートは相手GKがキャッチした。
リズム良く攻めていたエイバルだが同37分、カウンターからのこぼれ球をペナルティーエリア内でエルチェFWルーカス・ボジェに拾われて、巧みなターンから先制点をねじ込まれた。
0-1で折り返した後半4分、同点のチャンスが訪れる。右CKからFWキケ・ガルシアが放ったヘディングシュートが相手の手に当たり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックによってPKを獲得。だが、キッカーを務めたMFエドゥ・エスポジトのシュートはクロスバーの上に外れてしまう。
同点のチャンスを逃したエイバルは、その後も押し気味に進めるも1点が遠く、武藤は同18分にピッチを退いた。乾はその後も左サイドで再三にわたってチャンスメークしクロスを供給するが合わず。乾も同29分に交代となった。
試合はそのまま0-1で終了。エルチェにとっては6シーズンぶりとなるスペイン1部での勝利となった。一方のエイバルは開幕から4試合白星なしと、苦しいシーズンのスタートとなっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)