浦和ラスト1分で執念の同点劇! 日本代表FW興梠の同点弾でアジア王者広州にドロー

不可解なPK判定で先制許すも追撃弾

 敗色濃厚な中での劇的な同点ゴールだった。浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第3戦、広州恒大(中国)戦に臨み、微妙な判定でのPK献上などもあったが、試合終了間際の後半44分に日本代表FW興梠慎三が値千金の同点ゴールを決め、2-2の引き分けに持ち込んだ。

 この日の浦和はFW石原直樹が第2戦の浦項スティーラーズ(韓国)戦でのひじ打ち行為で2試合の出場停止、元日本代表DF永田充も累積警告で欠いた。その中でU-23日本代表DF遠藤航、日本代表MF柏木陽介らが先発のピッチに立った。

 一方で、昨季王者の広州恒大はブラジル代表MFパウリーニョ、そして開幕前に4500万ユーロ(約59億円)の移籍金で加入したコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスらがスタメン出場した。その一方、“中国のセルヒオ・ラモス”の異名をとるDFチャン・リンペンやFC東京や大宮アルディージャでプレーした韓国代表DFキム・ヨングォンは負傷欠場となった。

 試合はいきなり想定外の展開となった。前半5分、広州のCKからゴール前の混戦で、浦和FWズラタンが相手DFメイ・ファンの体に手をかけたとUAEのモハメド・ハッサン主審が判断。浦和にとっては微妙な判定によるPKを献上になった。これを相手FWリカルド・グラルに難なく決められてしまい、0-1と先手を取られた。同14分には再びグラルに得点を奪われ、序盤で2点ビハインドとなる苦境に立たされた。

 だが同30分、浦和に幸運が訪れる。MF柏木の右コーナーキックを相手GKゾン・チョンがパンチングミス。そのボールにMF武藤雄樹が反応して難なくゴールに蹴り込んだ。この追撃弾で1-2として、前半を折り返した。

 

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