ボローニャ、冨安放出の“容認額”は最低36億円 1シーズンで評価は25億円超アップ
ボローニャは冨安とオルソリーニの慰留に努める
ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、10月5日に終了する移籍市場の最終盤でセリエAの名門ACミラン行きが噂される。ボローニャの地元紙「イル・レスト・デル・ボローニャ」は、ボローニャが放出を容認する金額を3000万ユーロ(約36億円)だと報じた。
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富安は2019年夏にベルギー1部シント=トロイデンからボローニャへ移籍。イタリアメディアでは、900万ユーロ(約10億8000万円)をボローニャが費やしたというのが定説になっている。それから初年度を右サイドバックとしてレギュラー出場し、新シーズンは開幕2試合をセンターバックでプレーした。
その21歳の冨安に、ミランが注目しているという。ボローニャでは23歳のイタリア代表MFリッカルド・オルソリーニもまた注目される存在で、彼らをチームに残せるか否かがポイントだとした。
「ボローニャは移籍市場の最終週でオルソリーニと冨安を守る。冨安の情報を求める連絡がミラノ(ACミラン)から来た。役割が(サイドバックからセンターバックに)変わった日本人の良いプレーは見過ごされなかった。ミランは市場で若い才能を必要としている。ミランへの答えは、冨安を獲得するのに3000万ユーロかかるというものだ」
1シーズンと開幕2試合のプレーは、冨安の評価を2100万ユーロ(約25億2000万円)高めたとも言える。ミランはフランス1部サンテチエンヌからDFウェスレイ・フォファナの獲得を目指したが、プレミアリーグのレスターとの争奪戦に敗れたとされる。そうした状況もまた、冨安獲得への動きにつながっている模様だ。
ボローニャは今週末の10月4日にベネベントとアウェーゲームを戦い、その翌日が移籍市場の締め切り日。リーグ3試合目のセンターバックでのプレーと同時に、その前後の動向も注目されると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)