ミランは「惹かれている」 冨安獲得に興味を後押しした“補強事情”を伊メディア指摘
サンテティエンヌDFフォファナがレスターと契約濃厚で、移籍金が約半額の冨安へ移行
セリエAの名門ACミランが、ボローニャの日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて動き出したと報じられている。ミラン専門サイトはその背景についてレポートしている。
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冨安はイタリア挑戦2年目の今季、開幕2試合をセンターバックとしてプレーし、手厳しいイタリアメディアからも高評価を得ている。そのプレーを観察しているのは上位クラブも同様で、開幕戦で対戦したミランが10月5日まで開いている移籍市場の最終盤に冨安を獲得するための動きを見せているとされている。
「レスターが4000万ユーロのDF獲得に迫る。ミランが2000万ユーロのトミヤスにシフトした理由」との見出しで、冨安獲得の動きについて取り上げたのは、ミラン専門サイト「Sempre Milan」だ。
ミランはブラジル代表MFルーカス・パケタを移籍金2000万ユーロ(約25億円)でリヨンに売ることで合意したと言われるなか、守備強化の動きを強めているという。
「サンテティエンヌのDFウェスレイ・フォファナとボローニャのトミヤスが、守備強化のメインターゲットだ。しかし、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、フォファナがレスターと合意に近づいていると伝えているその額はボーナスを含めて4000万ユーロ(約50億円)相当。フォファナとレスターの間ではすでに個人合意に至っている。その結果、ミランがトミヤスの交渉を始めたとの報道につながっている」
同じく獲得候補の一人だったサンテティエンヌDFフォファナが高額でレスター行き濃厚となったため、ミランは狙いを冨安にシフトしたという。
「ボローニャはトミヤスを売る場合は完全移籍で放出したいと考えており、2000万ユーロ(約25億円)を要求している。ミランの経営陣はセンターバックと右サイドバックの両方をできるトミヤスに惹かれている」
ボローニャのスポーツ・ディレクターを務めるリッカルド・ビゴン氏は、28日の第2節パルマ戦(4-1)の際に「私たちは冨安を売りたくない」と明言していたが、冨安のビッグクラブへの移籍は実現するのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)