今季プレミアはリバプール“1強”? 海外メディア指摘「王者を止められるのは…」
開幕3連勝と完璧なスタートダッシュ、他の“ビッグ6”は課題を抱えていると指摘
日本代表MF南野拓実が所属するリバプールは、今季のプレミアリーグ開幕3連勝と完璧なスタートダッシュを決めた。海外メディアはその強さがリーグ内でも頭一つ抜け、「リバプールを止められるのはリバプール自身だけ」と“1強支配”の様相を呈していることを報じている。
昨季30年ぶりにイングランドのトップリーグ優勝を果たしたリバプール。ディフェンディングチャンピオンとして臨む今季は、開幕戦で昇格組のリーズ・ユナイテッドを4-3で撃破。続くチェルシー(2-0)、アーセナル(3-1)とのビッグマッチにも勝利し、開幕3連勝を飾った。スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタら新戦力も早々にフィットしている様子で、順風満帆の船出となった
米スポーツ専門局「ESPN」は、「リバプールが再びプレミアリーグチャンピオンになるのを止められるのはたった1チームだけ。それはリバプール自身だ」との見出しで報じ、リーグがリバプールの“1強状態”の様相を呈していると指摘した。
ここまでリーグ3連勝を飾ったのは、リバプール以外にレスターとエバートンのみ。昨季も上位争いを繰り広げたレスターとマージーサイドの宿敵エバートンの躍進には注目だが、記事では「エバートンやレスターがリバプールを押しのけると思っている人はいないはず」と現実的な見方を挙げたうえで、「リバプールは他のチームとは一線を画している」とその強さが頭一つ抜けていると記された。
また、優勝争いが予想される“ビッグ6”のクラブはそれぞれに課題を抱えているとして、次のように指摘している。
「(マンチェスター・)シティの問題は日曜日のレスター戦の2-5敗北で露呈され、ユナイテッドはオレ・グンナー・スールシャール監督の下で堂々巡りをしている。チェルシーもフランク・ランパード監督の下でまだ発展の途中、アーセナルはミケル・アルテタ監督による再建プログラムの初期段階にある。トッテナムは昨年11月にマウリシオ・ポチェッティーノに代わってジョゼ・モウリーニョが就任する前から衰退の道を辿っている。スパーズが本当にタイトルの挑戦者だとは誰も考えていない。とにかく、彼らがアンフィールドからすぐにトロフィーを奪うことはないだろう」
今季もユルゲン・クロップ監督が率いるリバプールの強さは健在。果たして、王者を止められるクラブは現れるのだろうか。