リバプールがアーセナルを下したなか、マネがティアニーに行った殴りつけが話題に

　リバプールは現地時間28日、プレミアリーグ第3節でアーセナルと対戦し、3-1で接戦を制した。先制点を与える厳しい立ち上がりとなるが、セネガル代表FWサディオ・マネの同点弾を機に勢いに乗り、鮮やかな逆転勝利を飾った。そんななか、マネが試合中に相手DFを殴りつけたと英メディアが指摘している。

　8月29日にコミュニティー・シールドで対戦した際は、1-1で迎えたPK戦の末に敗れていたなか、1カ月後にリーグ戦で再び顔を合わせた。試合は序盤からリバプールが怒涛のように攻め込むも、立て続く決定機をモノできずにいると、前半25分にスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンのクリアミスを相手FWアレクサンドル・ラカゼットに拾われて先制されてしまう。

　しかし、直後の前半28分、右サイドを突破したエジプト代表FWモハメド・サラーの強烈な左足のシュートは相手GKに弾かれるも、走り込んだマネが押し込んですぐさま同点とする。それをきっかけにチームは勢いに乗り、最終的には3-1と鮮やかな逆転勝利を飾った。

　そのなかで、試合中のあるワンシーンが物議を醸している。開始早々の前半3分、右サイドでボールを受けたマネがルーズボールを取りに行く際、競り合った相手DFキーラン・ティアニーの顔面を殴る形となってしまい、イエローカードを提示された。しかし、露骨な顔面パンチだったこともあり、英メディアはレッドカードのジャッジでも不思議ではなかったと認識しているようだ。

　英紙「ザ・サン」は「マネがティアニーにお見舞いした顔面パンチを見よ」と見出しを打ち、「ティアニーへのエルボーがイエローカードにとどまったことに対し、アーセナルサポーターは憤慨している」と指摘。英ラジオ局「talkSPORT」は「彼は今季3得点目を記録したが、果たしてピッチに立つべき存在だったのだろうか？」とジャッジを疑問視している。

　また、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は公式インスタグラムで顔面パンチの“決定的瞬間”を投稿しており、「これを見てどう思う？　マネにとってはイエローカードで済んで幸運だったのか？」と文章を添えている。

　開始3分でもしマネが退場していたら、試合結果も大きく変わっていたかもしれない。