久保建英、バルサ戦途中出場にレアル専門メディア言及 「苛立つクボのリアクション」

バルセロナ戦に途中出場したMF久保建英【写真:Getty Images】
バルセロナ戦に途中出場したMF久保建英【写真:Getty Images】

バルサ戦の後半29分からピッチに立ち、チャンスを作るもチームは4失点大敗

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間27日、リーガ・エスパニョーラ第3節の敵地バルセロナ戦(0-4)に後半29分から出場。すでに4点のリードを許す状況のなか、右サイドからチャンスを演出するなど、短い出場機会で存在感を示した。ただ、開幕から3試合連続のベンチスタートにもどかしい思いを抱いているようだ。

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 バルセロナの下部組織「ラ・マシア」出身の久保にとって、敵地カンプ・ノウに乗り込んでの“古巣”との一戦は、3試合連続のベンチスタートとなった。

 ビジャレアルは序盤からホームのバルセロナに圧倒され、17歳FWアンス・ファティの2ゴール、FWリオネル・メッシのPK弾、さらにオウンゴールによって、前半で4失点を喫してしまう。

 その後もビジャレアルはリズムをつかめないなか、後半29分にMFサムエル・チュクウェゼに代えて久保を投入。そのまま右サイドハーフに入ると、4点差をつけられた状況だったものの、後半30分に右サイドをドリブル突破してラストパス、終了間際にはDFジョルディ・アルバとの1対1からカットインシュートを放つなど、見せ場を作った。

 保有権を持つレアル・マドリードの専門メディア「Defensa Central」は、「カンプ・ノウでのサブ扱いの後、苛立つクボのリアクション」と見出しを打ち、ビジャレアルでの現状をレポートしている。

「クボはビジャレアルで自身の足跡を残しており、ウナイ・エメリ(監督)が選手に与えるすべてを最大限に有効利用している。バルサ戦で再びサブになったため多くの忍耐力を必要としているが、マジョルカでやっていたようにチームを引っ張る形で始め、すぐにその非常に高いレベルを示した。しかし、日本人選手は試合後、満足した形で会場を去ることはなかった。それはバルセロナの圧倒的な勝利のためだけではない。試合に出るために練習で最大限の努力をしているのにもかかわらず、エメリがそれを認めないのが見えたことによる痛みがあったからだった」

 開幕3試合連続ベンチスタートは悔しい状況ながら、9月30日アラベス戦、10月3日アトレティコ・マドリード戦と連戦が続くため、ローテーションによりスタメン出場のチャンスも出てくる可能性があると考えているようだ。

「クボはもっとしっかり練習をしなければならないことを受け入れ、不動の先発にならないことは『すでに知っていた』。もっとも、ここから試合が立て続けにある状況で監督は選手起用のローテーションを始め、先発で出ることができるかもしれないと期待していた。タケはマジョルカで似た状態を経験しており、一度ビセンテ・モレノ(監督)の先発メンバーに入ってからはそこから外れることはなかった。エメリは3節で獲得したのは勝ち点4にとどまり、レアル所属の若き日本人クラックに主役級の役割を与えるべくローテーションを始めるかもしれない」

 久保にとっては、アラベス戦からの2試合が序盤の重要なアピールの場となりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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