本田圭佑、ブラジル“2年目”でのタイトル獲得に意欲 「どんなチームとも対戦できる準備はできてる」
発展途上の若手が多く、ポジション的にも戦力不足のため、一歩ずつ問題解決が必要と主張
ブラジル1部ボタフォゴは、コパ・ド・ブラジル(国内カップ戦)4回戦でヴァスコ・ダ・ガマを退け、次ラウンド進出を果たした。一方で、公式戦では3試合連続で引き分けとなっており、元日本代表MF本田圭佑はスポーツ専門局「ESPN」ブラジル版のインタビューでチームの課題について語っている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
今年1月にボタフォゴに加入した本田は、登録上の問題やインフルエンザ感染によりデビュー戦が見送られていたが、3月15日のリオデジャネイロ州選手権バングー・アトレティコ・クルーベ戦(1-1)でデビューを飾り、ゴールを決めた。新型コロナウイルスの世界的流行でリーグ戦中断もあったが、9月23日にはコパ・ド・ブラジル(国内カップ戦)4回戦のヴァスコ・ダ・ガマとの第2戦(0-0)には中盤センターで先発フル出場し、2戦合計スコア1-0で次ラウンド進出に貢献した。
本田は今季、タイトル獲得のチャンスがあると考えており、「ESPN」のインタビューでチームの課題について英語で回答している。
「なぜ勝つことができないのか、そこには必ず理由がある。だけど、途方もない問題があるわけでなく、細かな問題を着実に改善していかなければいけないということ。そして、それはすべてを一斉に解決できるものではなく、一つ一つ片付けていくしかないことを理解しなければならない」
本田はボタフォゴがブラジル国内の名門のように戦力が充実しているわけではないと指摘しつつ、“特効薬は”ないと見解を述べている。
「(ボタフォゴには)若手が多く在籍していることも忘れてはならない。他のチームのように経験豊富な選手が揃っているわけではない。例えば、フラメンゴやサンパウロのようなビッグチームのように。我々自身が理解しなければならないのは、ミスを起こしてしまうのは問題ではなく、ポジションにも選手が揃っているわけではないこと。満足できる状況ではないが、それでも、じっくりゆっくり、一歩ずつ着実に改善していくほかない。劇的にすべてが変わるなんてことはない」
同局の記事によれば、本田は国内カップ戦の次ラウンド以降に向けて、「どんなチームとも対戦できる準備ができている」とも語ったという。
自身海外6カ国目のブラジルで我が道を行く本田。異国の地でも、冷静かつ的確にチーム状況を分析していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)