「まさかリアルに…」 なでしこリーグ、“主審カード忘れ”&提示相手混乱の珍事が反響拡大

主審に起きた珍事への反響が拡大(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】
主審に起きた珍事への反響が拡大(※写真はイメージです)【写真:Getty Images】

26日のC大阪堺×浦和Lで緒方主審がカードを忘れて取りに戻る珍事発生

 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)1部は26日に3試合が行われ、セレッソ大阪堺レディースと浦和レッズレディースの一戦は0-0のスコアレスドローに終わった。試合内容以上に主審がカードを忘れる“珍事”が注目を集め、反響が拡大している。

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 敵地に乗り込んだ浦和Lは、なでしこジャパン(日本女子代表)MF猶本光が計6本のシュートを放つなど、シュート数では13対4と上回ったが、今季ここまでリーグトップの13得点を挙げているFW菅澤優衣香がノーゴールに終わり、スコアレスドローでC大阪堺と勝ち点1を分け合う形となった。

 ただ、試合内容以上に話題となっているのが後半27分に起こった珍事だ。浦和Lはセンターサークル内で縦パスを受けた猶本が、相手DF松原優菜に足をかけられて倒される。チーム関係者らしき人物から「カード! カード! カード!」と声が飛び、すぐさま緒方実央主審は駆け寄って右の胸ポケットに手をやるが、なかなかカードが出てこない。左の胸ポケット、さらにはズボンの左右両ポケットを探してもカードがない。最終的にカードを忘れてきたことに気づき、タッチライン際に緒方主審が駆けていくと小さな笑いと拍手が起こった。

 約10秒後、カードを手にして戻ってきた緒方主審は、松原にイエローカードを提示。しかし、どの選手がファウルを犯したか確証が持てなかったのか、C大阪堺の陣地内にいた両チームの選手計8人がいる場所に行き、イエローカードをかざした。ファウルを受けた側の猶本は、苦笑のような表情を浮かべている様子がなでしこリーグ公式YouTubeチャンネルのフルハイライトでも収められている。

 公式記録では、最終的に正しく松原の「反スポーツ的行為」としてイエローカードになっているが、「テンパってて、カード取り戻ったあとも提示する相手間違えてる」「Jリーグなら…」「サポーターの方が笑ってくれてるのがせめてもの救い」「まさかリアルに忘れてくるとは(笑)」と、SNS上ではファンから様々なコメントが寄せられていた。

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