ペップ監督が怒り露わ、ビジネス優先の過密日程で運営を糾弾「選手はマシンじゃない」
シティを率いるグアルディオラ監督、選手たちが無理を強いられる日程に苦言
トップチームで負傷者が相次ぐマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、コロナ禍での過密スケジュールに関して「選手のことを考えていない」と怒りを露わにしている。英公共放送「BBC」が伝えた。
ブラジル代表FWガブリエル・ジェズスは、プレミアリーグ第2節ウォルバーハンプトン戦に先発フル出場し、1ゴールで3-1の勝利に貢献。しかし試合後、ジェズスの負傷が発表され、少なくとも3週間の離脱となる見込みだ。
昨季終盤に膝の怪我を負ったアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロも約2カ月は復帰の目処が立たず、他にもポルトガル代表MFベルナルド・シウバ、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ、ウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコも離脱。フランス代表DFアイメリク・ラポルテとドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンは、新型コロナウイルス検査で陽性となったため、まだプレーできる状態にない。
離脱者が相次ぐなか、新型コロナウイルスのパンデミックにより昨季終了が大幅に遅れたことなどから、シティは26日時点から10月31日までの間にリーグ戦とカップ戦で計8試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の2試合が控えており、さらに10月に代表戦を控えている選手も多い。
この過密スケジュールが選手に与える影響について聞かれたグアルディオラ監督は、「これが現実だ。マンチェスター・シティだけではなく、すべてのクラブや代表チームにとっても同じこと。誰も選手のことを考えていない。プレミアリーグ、UEFA、EFLの全てが、自分たちのビジネスや地位のことを優先している」と、運営側を糾弾している。
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