「考え得る限り最悪のスタート」 チェルシーDFシウバ、リーグデビュー戦の“失態”に英注目

キャプテンとしてリーグ戦初出場したDFチアゴ・シウバ【写真:AP】
キャプテンとしてリーグ戦初出場したDFチアゴ・シウバ【写真:AP】

第3節WBA戦でキャプテンとしてリーグ初出場も…自身のトラップミスが失点に直結

 イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーは現地時間26日、リーグ第3節ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)戦に敵地で臨み、3-3で引き分けた。スモールクラブ相手に厳しい戦いを強いられたなか、前半25分の2失点目につながったブラジル代表DFチアゴ・シウバのプレーが批判の的となっている。

 チェルシーは今夏の移籍市場でドイツ代表MFカイ・ハフェルツや同FWティモ・ヴェルナー、シウバらを獲得する大型補強を敢行。開幕戦ではブライトンに3-1の勝利を収めたものの、第2節では昨季王者のリバプールに0-2の完敗を喫し、1勝1敗でWBA戦を迎えた。

 今季2勝目を目指したチェルシーだが、前半4分にFWカラム・ロビンソンに先制点を許すと、同25分と28分にも立て続けにゴールを奪われて3失点し、苦しい状況に追い込まれた。後半の反撃で3点を返し、なんとか勝ち点1を得ることはできたものの、勝利を手にすることはできなかった。

 この試合ではシウバがチェルシーでの“リーグデビュー”にキャプテンマークを巻いて臨んだが、そのプレーが批判の的となってしまっている。槍玉に挙がっているのは、前半25分の2失点目のシーンだ。

 クロアチア代表MFマテオ・コバチッチがバックパスをシウバに出し、シウバはこれを右足でコントロールしようとした。しかし目測を誤ったのか、ボールは止まり切らずにそのまま流れてしまい、WBAのロビンソンが奪取。ペナルティーエリアまで一気にドリブルで爆走し、元アルゼンチン代表GKウィルフレード・カバジェロを破ってゴールネットを揺らしている。

 守備の要として期待されたシウバが1試合目から犯した致命的なミスに、英メディアは注目。英紙「ザ・サン」は「チアゴ・シウバがチェルシーでのデビュー戦で衝撃的なミス」と伝え、英メディア「スポーツ・バイブル」も「不安定な前半45分により、考え得る限り最悪のスタートを切ることとなった」と批判的な見方を示している。

 昨季は上位10チームで最多の54失点を喫し、守備の立て直しが急務となっていたチェルシー。補強の目玉として獲得したシウバの失態だけに、フランク・ランパード監督にとっては頭の痛い問題となりそうだ。

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