“二世FW”キエーザ、ユベントスへ駆け込み“72億円”移籍の可能性浮上 「値札をつける正統性がある」
残り約1週間の移籍市場で高額移籍の可能性…フィオレンティーナFWキエーザが移籍?
イタリア・セリエAはすでに開幕から2週目の週末を迎えているが、新型コロナウイルスの影響により移籍市場のオープン時期にはズレがある。のこり約1週間となった移籍市場において、最後の高額移籍の動きがあるとイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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現地時間26日に、昨季2位のインテルは今季の初戦をフィオレンティーナと戦った。8月に延期されたUEFAヨーロッパリーグ(EL)で決勝まで勝ち進んだことで、休養が考慮された形だが、そのゲームはスリリングな点の取り合い。最終的に4-3でインテルが勝利したが、フィオレンティーナのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザによる好パフォーマンスも話題になっている。
そのプレーに「真のキエーザによるパフォーマンス」という評価を与えた一方で、「このパフォーマンスを安定的にできるなら、(ロッコ・)コンミッソ会長は6000万ユーロ(約72億円)の値札をつける正統性がある」とレポート。記事では、フィオレンティーナのコンミッソ会長はキエーザについてこの金額のオファーなら移籍を容認する考えに変化しているという。
約1年前にフィオレンティーナにやってきたコンミッソ会長による最初のミッションが、移籍に傾いていたキエーザの慰留だった。それには成功したものの、昨季中に契約延長交渉はまとまらず、契約は残り2年になった。そのことが、移籍金を得ての放出を容認する考えへの変化だとして、この日インテルの本拠地サンシーロでの試合の際に、コンミッソ会長はキエーザについて「移籍市場の最後には、全てが起こり得る」とコメントしたとしている。
キエーザについては、選手サイドと基本的な経済条件で合意しているのは王者ユベントスだとしている。アンドレア・ピルロ新監督にピッタリの右ウイングという評価もある一方で、ブラジル代表MFドウグラス・コスタの放出を成功させることが条件だとした。
イングランド・プレミアリーグのクラブに代理人のジョルジュ・メンデス氏とも協力して放出交渉をしているとも報じられているコスタの動向が決まり次第、今夏のイタリア移籍市場で最後になるであろう高額移籍は一気に交渉が進むことになりそうな気配を見せている。
(FOOTBALL ZONE編集部)