バルサ新監督、“悪者”イメージを払拭? スアレスへの“電話”構想外の真意を説明「敬意を…」
クーマン監督が初の公式戦となるビジャレアル戦を前に会見に臨んだ
バルセロナは現地時間27日、今シーズン初の公式戦となるビジャレアルとのホームゲームに臨む。ロナルド・クーマン監督にとっては大事なファーストステップとなるが、前日会見ではすでについてしまった“悪者扱い”のイメージを払しょくしようとしたようだ。
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ビジャレアルは日本代表MF久保建英もレギュラー争いを強いられるほど充実した陣容を誇り、初戦の相手としてはなかなかの難敵を迎えることになった。なおかつ今オフのバルサは大エースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団騒動、そしてウルグアイ代表FWルイス・スアレス(→アトレティコ・マドリード)、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(→セビージャ)、チリ代表MAアルトゥーロ・ビダル(→インテル)と功労者を次々と構想外にした。
監督就任のタイミングだったことあり、クーマン監督には厳しい目が向けられている。地元紙「ラ・バングァルディア」によると会見で、電話で構想外を伝えたとされるスアレスとの会話についてこのように明かしたのだという。
「当初、私はこの“映画”における悪者のように見えるが、そうではないんだ。彼(スアレス)と選手たちに敬意を示してきた。『君が残留するなら、プレーするのは難しいかもしれないが、チームの一員となるだろう』とね。(構想外となった)彼らはクラブの決断であり、私の契約前からチームを変革する方法を考えていた。(スアレスの)アトレティコでの幸運を祈っている」
また“特権解除”を伝えたことで不服を示したとの報道が出回ったメッシについても、絶対的な存在だと強調している。
「メッシの友人がクラブを去ったので、悲しみは当然あると思う。彼らは長い時間一緒に過ごしてきたからね。しかし、それがサッカーだ。レオはトレーニングしている全員の手本となっている。金曜日と土曜日のセッションで彼はそれを示している」
指揮官は「レオ・メッシに疑いの余地はない」とも付け加え、全幅の信頼を置いていると強調している。無冠に終わったシーズンから立て直しつつ、チームを一枚岩にすることはできるのか。クーマン監督にとってビジャレアル戦はいきなりの大勝負となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)