イニエスタが3ゴール演出! 三浦新体制の神戸が4-0快勝で2連勝、古橋は2戦連続の2得点
新監督就任初戦で快勝発進、無失点はリーグ戦15試合ぶり
ヴィッセル神戸は26日、J1リーグ第19節で北海道コンサドーレ札幌をホームに迎え4-0で勝利。三浦淳寛新監督の就任初戦を白星で飾り、2連勝を果たした。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
21日にトルステン・フィンク監督の電撃退任とコーチ3人の契約解除を発表した神戸は、マルコス・ビベス・アシスタントコーチが暫定で指揮を執ったなか、前節のサガン鳥栖戦に4-3で競り勝ち、8試合ぶりの勝利を収めた。そして24日には、強化責任者のスポーツダイレクターを務めていた三浦氏の新監督就任を発表し、ホームでの札幌戦を迎えた。
試合は前半19分に動く。4試合連続のスタメン出場となった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、敵陣左サイドで元日本代表DF酒井高徳にパス。リターンを受けると今度はダイレクトで酒井にスルーパスを通すと、折り返しから最後は日本代表FW古橋亨梧がきっちりと決めて神戸が先制した。
さらに同45分、再びイニエスタがゴールを演出する。ハーフウェーライン手前でこぼれ球を拾ったイニエスタは、ワントラップ後にすぐさま右足で約40メートルのスルーパスを供給。これに反応した古橋はシュートモーションに入ろうとするが、相手DFに阻まれてしまう。しかし、そのこぼれ球を後方から詰めたMF郷家友太がダイレクトで右足を一閃し、ゴールネットを揺らした。
2-0で試合を折り返すと、後半14分にはCKから相手に決定的なシュートを許すも、クロスバーを直撃し辛くも失点を免れる。前がかりになって波状攻撃を仕掛ける相手に対し、その隙を突いたのは三たびイニエスタだった。
同17分、自陣ペナルティーエリア外でクリアボールを拾ったイニエスタは、トラップするやいなや左足で左サイド前方にロングパスを送ると、フリーで待ち構えていた古橋が独走。最後は相手GKの股を抜いて決定的な3点目を奪った。これで古橋は2試合連続の2ゴールで、二桁得点となる今季10ゴールとした。
試合はその後、同45分に途中出場のMF小田裕太郎が追加点を決めて4-0で終了。イニエスタが3得点に絡み、守備面でも第6節のセレッソ大阪戦(0-0)以来、リーグ戦15試合ぶりの無失点に抑えて、神戸が三浦新体制の初陣を会心の勝利で飾った。
(FOOTBALL ZONE編集部)