元Jリーガー、スアレス移籍にバルサへ“皮肉” 「歴史の中で他の選手たちに…」
フォルラン氏がアトレティコへ移籍したスアレスについて語る 「家にいるように感じるはず」
ウルグアイ代表FWルイス・スアレスはロナルド・クーマン新監督が就任したバルセロナで構想外となり、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードへの移籍が決定した。バルサ側がお別れセレモニーを開くなど“円満退団”を強調しようとしているが、同胞のストライカーは厳しい見立てを示している。
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スアレス移籍についてスペイン紙「マルカ」のラジオ版で語ったのは、元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン氏だ。かつてセレッソ大阪でもプレーしたフォルラン氏が最も輝いたのは、アトレティコ所属時代である。
アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロとの強力2トップでUEFAヨーロッパリーグ(EL)制覇に導くなど結果を残したストライカーは、スアレスが古巣に加わったことについて「スアレスのような選手はアトレティのようなクラブによくあっていると思う。彼は家にいるように感じるはずだよ」、「彼がチームを助け、トップのポジションで戦えることを願う」、「スアレス、ジョアン・フェリックス、ジエゴ・コスタがアトレティコのトリデンテ(3本の矢)を形成する可能性がある」と新天地での移籍に大きな期待を寄せている。
しかしその一方でバルサ側に対する皮肉もこう述べている。
「クラブ(バルサ)がスアレスに対して実施したことは、歴史の中で他の選手たちにも起こったことだ。最も重要なことは、彼がバルサのためにすべてを尽くしてきたということだ。彼自身、後悔することは何もないよ」
フォルラン氏の話す通り、バルサはFWサミュエル・エトー、FWズラタン・イブラヒモビッチ、FWダビド・ビジャ、FWアレクシス・サンチェスらといった歴代の点取り屋をスパッと切ってきた歴史がある。それはジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)らの戦術的意向などもあったが、下降線をたどったとみるとすぐ“お払い箱”になる一面があると指摘している。
バルサを退団してアトレティコに新天地を求めるパターンはビジャと同様だ。フォルランも期待する通り、同リーグのライバルとなったことでスアレスの闘争心がさらに燃えるのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)