「ただフットボールをしたいだけ」 ベイル、トッテナム移籍を“正しい選択”と自負
7年ぶりの古巣復帰に心を躍らせる「ここには素晴らしいメンバーが揃っている」
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは今年9月にレアル・マドリードからトッテナムへ期限付き移籍し、7年ぶりに古巣復帰を果たした。再起を図る31歳は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝4回など輝かしい実績を残したレアルを離れる決断に、「後悔はない」と語った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
レアルでは在籍7年間でリーガ優勝2回やCL優勝4回など多くのタイトル獲得を経験してきたベイル。しかし、最近では負傷の多さから満足にプレーできず、バッシングを浴びる機会も増えていた。
昨シーズンはわずか20試合の出場に終わり、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外と言われていたなかで、今夏7シーズンぶりのトッテナム復帰が決定。そのことについてベイルは「後悔はない。僕はただトライし、フットボールをしたいだけだ。それが僕にできるすべてで、外部で言われていることは僕のコントロールの及ばないことだ」とレアルからの移籍は正しい決断だと語った。
ベイルは「異なる文化、異なる国に行ったことで僕はフットボーラーとしてはもちろん、一人の人間としても成長しなければならなかった」と7年間のスペイン生活を通して、自身が成長したと振り返っている。
2013年以来となるトッテナムへの復帰となるが、ベイルは当時からあらゆる面でスケールアップした古巣でのプレーを心待ちにしているようだ。
「ここには素晴らしいメンバーが揃っている。僕がいない間に彼らは進化して、チャンピオンズリーグの決勝にも出た。スタジアムも新しくなって、プレミアリーグでの成績も年々良くなっている。チームにさらなる上乗せができるようにトライし、正しい方向に進んでいきたい」
イングランド代表FWハリー・ケインや韓国代表FWソン・フンミンらとの強力ユニット形成にも期待が懸かるベイル。慣れ親しんだ“スパーズ”でかつての輝きを取り戻すことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)