「川崎の宝物」 “バンディエラ”中村憲剛を称賛、闘莉王が抱く本音「すごく羨ましい」
2003年のプロ1年目から川崎一筋の中村憲剛が得た経験 「全部分かっている」
中村はプロ1年目をJ2でスタート。2004年にJ2優勝を果たし、翌05年にはJ1の舞台で29試合に出場した。06年にはベストイレブンに初めて輝き、07年にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に初出場。着実にキャリアを積み重ねていた中村にとって遠かったのは、頂点から見る景色だった。そして迎えた17年にJ1初優勝。翌18年には連覇を達成した。昨季は3連覇を逃したものの、ルヴァンカップでタイトルを獲得した。その存在はクラブにとって、やはり大きなものであると闘莉王氏も感じているようだ。
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「欠かせないと思いますね。全部分かっているからね。J2を経験して、どれだけ(J1に)上がるのが難しかったか分かっている。初タイトルを獲るのがどれだけ難しかったか、一番肌で感じている人だと思う。これからもすべて上手くいくわけじゃないと思うので、上手くいかなかった時にどういう行動をするか。いろんな邪魔も入ってくるので、それをどうやって整理するか。これからもいろんな経験をしていくと思います」
多くのクラブを渡り歩き、様々な側面を見て経験した闘莉王氏だからこそ、今語れる“本音”。中村が歩んできた歴史は川崎にとってだけでなく、Jリーグにとっても貴重なものとなるだろう。そのサッカー人生は数々のタイトルを獲得してきた闘莉王氏にとっても、「羨ましい」ものとなっているようだ。