退団会見で涙のスアレス、元同僚イニエスタも惜別 「バルサにとって欠かせない選手でした」
クーマン新監督の構想外となり、ライバルのアトレティコへ電撃移籍が決定
ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは現地時間23日、バルセロナを退団して同じスペイン1部のアトレティコ・マドリードへ移籍することが決定した。会見では人目をはばからず涙したが、元同僚MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)も「バルサにとって欠かせない選手でした!」と惜別のツイートを送っている。
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リバプールでの活躍の後、2014年にバルセロナに加入したスアレスは、在籍6年間でピチーチ賞(リーグ得点王)1回、ヨーロッパ・ゴールデンシュー2回を獲得するなど得点源として活躍。リオネル・メッシ、ネイマール(現パリ・サンジェルマン)との強力3トップはそれぞれの頭文字をとって「MSN」の愛称で親しまれた。
しかし、今季就任のロナルド・クーマン新監督によってスアレスは戦力外となり、6年間過ごしたバルセロナを離れることが決まった。新天地にはユベントスが有力視もされたが、イタリア国籍取得が障壁となり、一転してアトレティコへの移籍で決着した。
スアレスは現地24日、退団会見で「すべて予想外だし、何を言っていいか分からない」と涙ながらに胸中を明かした。
バルセロナの下部組織「ラ・マシア」で育ち、トップチーム昇格後も長年主力として活躍した元スペイン代表MFイニエスタは、自身のツイッターで2014-15シーズンから4年間共闘したスアレスにメッセージを送った。
「貴重な時間を過ごせて感謝します! バルサにとって欠かせない選手でした! 幸運を願います」
イニエスタにとっても、スアレスは特別な戦友の一人だったようだ。