レッズ痛恨… 実力派ストライカーが肘打ちでACLでアジア王者との2連戦で出場停止決定

2日の浦項戦で石原が相手に乱暴な行為 広州恒大戦直前に制裁発表

 アジア王者奪還を狙う浦和レッズに、痛手となる裁定が下った。15日、浦和レッズはAFC(アジアサッカー連盟)から、FW石原直樹にAFCチャンピオンズリーグで2試合の出場停止処分が下されたことを発表した。AFCも同様の発表をしている。

 浦和は2日のグループステージ第2戦で、韓国の浦項スティーラーズとアウェーゲームを戦い0-1で敗れた。石原は後半から出場していたが、AFCは「レフェリーは視認していなかったが、石原直樹は相手に対してひじ打ちをした」と公表。乱暴な行為で今回の出場停止処分発表になったとしている。

 また、AFCは「石原に対しては5000ドル(約57万円)の罰金処分も同時に下り、同様の行為が繰り返された場合はさらに重い処分になる」とも発表している。

 昨季右膝前十字靭帯損傷の大怪我でシーズンの大半を棒に振った石原は今季復活したばかり。だが、16日に敵地で、4月5日にホームで迎える昨季のアジアチャンピオン広州恒大(中国)との2連戦が出場停止になることが決まった。チームはすでに広州入りしている。王者相手の敵地決戦の前という微妙なタイミングでの制裁発表となった。2007年以来のアジア王者を狙う浦和は思わぬ形で決定力を武器にする実力派ストライカーを失うことになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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