スアレスは「新しいダビド・ビジャ」 バルサ→アトレティコ移籍の“成功例”に現地注目
2013年にアトレティコからバルサへ移籍したビジャの成功例に重ね合わせ、スアレスに期待
スペイン1部アトレティコ・マドリードは、バルセロナからウルグアイ代表FWルイス・スアレスを獲得することが決まった。スペインメディアは2013年に同じくアトレティコからバルセロナへ移籍したダビド・ビジャ氏のケースに重ね、ベテランストライカー獲得に懸かる期待について特集している。
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スアレスはリバプールでの活躍の後、2014年にバルセロナに加入。在籍6年間でピチーチ賞(リーグ得点王)1回、ヨーロッパ・ゴールデンシュー2回を獲得するなど得点源として活躍。リオネル・メッシ、ネイマール(現パリ・サンジェルマン)との強力3トップはそれぞれの頭文字をとって「MSN」の愛称で親しまれた。
しかし、今季就任のロナルド・クーマン新監督によってスアレスは戦力外となり、6年間過ごしたバルセロナを離れることが決まった。新天地にはユベントスが有力視もされたが、イタリア国籍取得が障壁となり、一転してアトレティコへの移籍で決着した。
スペイン紙「マルカ」は、このスアレスの移籍を元スペイン代表FWビジャ氏の移籍と重ねて見ているようだ。晩年にJ1ヴィッセル神戸でプレーし、今年1月に現役を引退したビジャ氏は2013年夏にバルセロナからアトレティコへ渡り、加入1年目の13-14シーズンに18年ぶりのリーガ制覇に貢献。記事ではこのように記されている。
「ルイス・スアレスは多くの人から新しいダビド・ビジャとして見られている。同じように大きな期待と、不可能を可能にする夢を持ってやってきたところが類似している。年老いたストライカーを連れてくるのは賭けだったが、彼ら(アトレティコ)はそれがチームをラ・リーガ優勝とチャンピオンズリーグでの決勝進出に導くために必要不可欠だったことを知っている」
アトレティコが新たに求めた33歳のベテランストライカーは、かつてのビジャ氏と同様にチームの重要なピースとなることができるのだろうか。