痛恨ドローのミランで本田の評価は真っ二つ 「魂を吹き込むクロス」「優柔不断で不正確」

キエーボ戦の地元3紙の採点はオール「5.5」も、寸評の記述に大きな差

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が、13日の敵地キエーボ戦で公式戦16試合連続のスタメン出場を果たした。試合直前にMFユライ・クツカが故障し、急きょ予定していた4-3-3から4-4-2にシステム変更。さらに前半の開始早々に守護神ジャンルイジ・ドンナルンマが頭部を強打して交代を余儀なくされるなど、この日のミランは思わぬアクシデントに立て続けに襲われた。そのなかで本田はフル出場を果たしたが、イタリア地元紙の評価はいずれも平均点。「魂を吹き込んだ」と評価される一方、「優柔不断」との苦言も受けるなど評価は二分している。試合はスコアレスドローに終わった。

 「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は、本田に5.5点という評価を与えた。ドローに終わった試合では平均的なスコアと言える。寸評では「後半、2度の素晴らしいクロスで魂をさらに吹き込んだ。だが、前半の不在から挽回できなかった」と、チーム全体が低調だった前半から後半は盛り返したものの、勝利に導けるパフォーマンスではなかった。

 同紙のこの試合におけるMVPは、負傷退場のドンナルンマに代わって緊急出場し、獅子奮迅のセーブを見せた38歳の元イタリア代表GKクリスティアン・アッビアーティで7点。最低点はMFアンドレア・ポーリ、アンドレア・ベルトラッチ、FWジェレミー・メネズ、ルイス・アドリアーノ、カルロス・バッカの5点と、FW陣は全員が最低点に名を連ねた。

 

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