ベイル代理人、移籍の“真相”を語る ビッグオファー断り古巣愛貫く「大きなクラブからの関心も…」
ベイルの代理人バーネット氏が今夏の移籍について言及 「決断は比較的、簡単なものだった」
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、 今夏の移籍市場でトッテナムへ7シーズンぶりの復帰を果たした。ベイルの代理人であるジョナサン・バーネット氏は、白い巨人に復帰することはないという見解を語っている。英ラジオ局「talkSPORT」が報じている。
2012-13シーズンを最後にトッテナムを離れていたベイルだが、1年間のローン移籍での復帰が決まり、新たに背番号「9」をつけることとなった。7シーズンを過ごしたレアルでは、4度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、2度のリーガ制覇を含め、13個のメジャータイトル獲得に貢献。しかし、ジネディーヌ・ジダン監督の下では定位置を得られずに、ベンチ外となることも少なくなかった。
ベイルとレアルの契約は、2022年まで残っている。今回、1年間のローン移籍でトッテナムへ戻ったベイルだが、スペインへ戻ることは考えていないようだ。
ラジオ番組「ザ・スポーツ・バー」で、この移籍が完全移籍になるかと問われたバーネット氏は「もちろん、いろいろな選択肢がある。すべては彼次第だ。もっとも重要なことは、彼がサッカーを楽しみ、良いプレーをすることだ。それができている限り、問題はない」とし、2021-22シーズン以降もトッテナムに残る可能性について言及した。
ベイルには、マンチェスター・ユナイテッドも関心を示していると報じられた。だが、バーネット氏は具体的なクラブ名を挙げることは拒否しつつも、トッテナム以上のビッグクラブからのオファーがあったことを認めたが、「決断は比較的、簡単なものだった」と言う。
「ほかの選択肢もあったが、彼はトッテナムを愛している。そして最終的に彼が求めていたのは、それだけだった。幸せそうな彼の姿を再び見ることができて嬉しいよ。トッテナムよりも大きなクラブからの関心もあった。でも、新たに行く先で、彼がハッピーであることが重要だった。レアル・マドリードでのキャリアは終わったことで合意したから、交渉は比較的、簡単に進んだよ」
トッテナムのファンはベイルの復帰を歓迎し、ベイルも再びトッテナムのユニフォームを着られることを喜んだ。現在、負傷を抱えているベイルが、実際にピッチに立つのは、約1カ月先になる見込みだが、エバートンに加入したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスのように、プレミアリーグで再び輝きを放つことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)