シメオネ監督が“直電”で説得か バルサ“構想外”のスアレス、アトレティコ移籍に前進
バルセロナとの契約を解除し、アトレティコと2年契約を結ぶ見込みとスペイン紙報道
バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスはバルセロナと契約解除し、アトレティコ・マドリードへ移籍する可能性が高まっている。アトレティコを率いる闘将ディエゴ・シメオネ監督がスアレスに直接電話をかけて説得したと、スペイン紙「マルカ」が報じている。
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バルサでロナルド・クーマン新監督の構想外とされたスアレスは、今夏の移籍先としてユベントスとアトレティコが浮上。一時はイタリア行きが有力視されたが、セリエAでのプレーに必要なイタリア国籍取得の手続きに時間がかかるため、移籍交渉は暗礁に乗り上げた。
その結果、スアレスはバルセロナを退団してもスペインに残ることになったようだ。現地時間21日にはスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」でアトレティコ移籍合意が伝えられると、それに続いてスペインラジオ「RAC1」では、スアレスは残り1年となっていたバルセロナとの契約を解除すると報じられた。アトレティコとは2年契約を結ぶ見込みとなっている。
スアレスのアトレティコ移籍に関しては、シメオネ監督からの強い要望があったようだ。スペイン紙「マルカ」は「シメオネが中心的な役割を担った」との見出しを打ち、指揮官がスアレスに直電し、アトレティコが“最良のオプションだ”と伝えたという。
同紙は「スアレスはクリスティアーノ・ロナウドと一緒にプレーする機会は逃したかもしれないが、アトレティコでシメオネと一緒に働くことになる」と報じている。
ペナルティーエリアの外でも中でも相手の脅威となれるスアレスについては、これまでシメオネ監督の下で活躍してきたコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(ガラタサライ)やフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)らと同じ特長があることが指摘されてきた。さらに現在、ユベントス復帰に近づいているスペイン代表FWアルバロ・モラタに不足していた精神的な強さを持っていることを、シメオネ監督が高く評価しているという。
(FOOTBALL ZONE編集部)