スペイン代表FWモラタ、4年ぶりのユベントス復帰決定へ 伊王者の“CF補強問題”が決着
アトレティコとの間で55億円の買い取りオプション付きの期限付き移籍で合意
スペインの強豪アトレティコ・マドリードと、イタリア王者ユベントスの間でスペイン代表FWアルバロ・モラタの移籍交渉がまとまったという。衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版などが報じている。
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ユベントスはスペインの強豪バルセロナでロナルド・クーマン新監督に戦力外を通告されたウルグアイ代表FWルイス・スアレスの獲得に動いたとされるが、市民権取得の問題で頓挫した。そして、ローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ獲得については、ローマがナポリから獲得を狙ったポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの移籍交渉が長引き、なかなかまとまらずにいた。
ユベントスは20日のリーグ開幕戦でサンプドリアに3-0と勝利したものの、懸案だったセンターフォワードの補強はできていなかった。こうした状況を受けてユベントスでのプレー経験があり、イタリア人の妻が母国での生活を希望していると伝えられたモラタ獲得に向けた交渉を一気に進めることを決断。現地時間21日の夕方までに、アトレティコとは900万ユーロ(約11億円)のレンタル料に加え、4500万ユーロ(約55億円)の買い取りオプションを付帯させることで交渉をまとめたという。
そして最終的にはナポリとローマの交渉状況を確認し、ジェコ獲得からの撤退を選択。モラタはすでにユベントスの本拠地トリノ入りしており、現地時間22日にメディカルチェックを経て正式契約するという。
モラタは2014年から16年のユベントス在籍時に、今季から指揮を執るアンドレア・ピルロ監督とチームメートとしてプレー。その前後のレアル・マドリード時代には、現在ユベントスでエースとなっているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとチームメートだった。
ユベントスの「9番」を巡る移籍市場での動きは、過去に所属経験のあるスペイン人ストライカーで決着した模様だ。ピルロ新監督の下、ロナウドやアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラに加え、モラタが攻撃の柱になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)