長友佑都、フランスデビュー戦で失点関与 現地紙“ポジショニングの悪さ”指摘「全方位に走って…」
長友佑都がリール戦で先発しフランスデビューも自身の裏を突かれて失点に関与
今季からフランス1部マルセイユへ加入した日本代表DF長友佑都が現地時間20日、第4節リール戦(1-1)で先発出場を果たし、リーグ・アンデビューを飾った。同僚の日本代表DF酒井宏樹と“両翼コンビ”を務めたが、後半15分で途中交代。フランス紙「レキップ」は「ピッチに立っている時、大きなエネルギーを起こした」としながらも「全方位に走っていたが、どこに立つべきなのか知らなかった」と指摘している。
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長友は2010年夏に、FC東京からイタリア1部チェゼーナへ移籍。翌年1月にイタリアの強豪インテルへ加入した。セリエAで長年活躍をした左サイドバックは、18年6月からガラタサライでプレーし、昨季前半戦は15試合1ゴールをマーク。だが、後半戦では登録選手リストから外れ、公式戦に出場しないまま退団が決定していた。新天地が注目されていた長友だが、8月31日、リーグ9回の優勝を誇り、昨季2位となったフランスの強豪行きが決まった。
そんななか、1-0で勝利を収めた前節パリ・サンジェルマン戦は両チームを合わせ5人の退場者ができる大荒れのゲームとなり、左サイドバックのレギュラーを務めるDFジョルダン・アマビも出場停止が決定。これを受けて長友が先発で念願の新天地デビューを飾った。試合開始40秒で得意のオーバーラップを披露するも、後半2分には自身の背後を取られてしまい失点。先制点を失った。トルコ1部ガラタサライに所属した19年12月28日のアンタルヤスポル戦以来、約9カ月ぶりに公式戦出場を果たした長友は、同15分に途中交代となり、ほろ苦いデビューとなった。
チームは同点に追い付いたものの、フランス紙「レキップ」は長友のデビューに触れている。「日本人はピッチで過ごした1時間、大きなエネルギーを引き起こしたが、何より基準に欠けている印象だった。彼は全方位を走っていて、どこに立つべきか知らなかった」とポジションニングの悪さを指摘。厳しい船出となったが、ここから信頼を得て再びチャンスをつかむことができるだろうか。