チアゴ、リバプールデビュー戦でパス本数リーグ記録更新に同僚も称賛「彼がいて幸運」

リバプールデビュー戦でパス本数リーグ記録更新したMFチアゴ【写真:Getty Images】
リバプールデビュー戦でパス本数リーグ記録更新したMFチアゴ【写真:Getty Images】

後半45分間のみでチェルシーの全選手よりも多いパス本数をマーク

 ドイツ王者バイエルンからリバプールへ移籍したスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが、現地時間20日のプレミアリーグ第2節チェルシー(2-0)に後半開始から途中出場し、リーグ記録のパス本数を記録する鮮烈なデビューを飾った。その圧巻のパフォーマンスに称賛が届いている。

 チアゴは現地時間18日にリバプール移籍が正式決定。加入2日後に迎えたチェルシー戦でいきなりのベンチ入りとなった。

 前半終了間際にチェルシーに退場者が出て数的有利な状況で、ユルゲン・クロップ監督は後半開始と同時にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンに代えてチアゴを投入した。すると、スペイン代表MFは正確無比なパスを駆使し、まるで何年もそこでプレーしていたかのような立ち振る舞いで試合をコントロールしてみせた。

 セネガル代表FWサディオ・マネの2得点でチームが2-0と快勝を収めたなか、データ分析会社「オプタ」によれば、チアゴは後半45分間のみの出場でパス成功75本を記録。これは90分間フル出場した選手も含めてどのチェルシーの選手よりも多い数字だったという。

 また、プレミアリーグで記録を取り始めた2003-04シーズン以降では45分間でパス本数として歴代最多記録となった。英紙「デイリー・スター」はこれを「チアゴ・アルカンタラはリバプールデビューでいきなりプレミアリーグの記録を破った」との見出しで報じ、同僚マネのチアゴに対する絶賛コメントを伝えている。

「僕だけじゃない。世界がチアゴの能力を知っている。チームに彼がいて僕らは幸運だよ。彼は偉大な選手だ」

 バルセロナで育ち、欧州王者バイエルンでその真価を発揮してきたチアゴ。リバプールに加入してまだ数日だが、すでにチームメートから絶大の信頼を得ているようだ。

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