「結果につながっていない」 浦和、首位・川崎戦完敗で見えた初年度目標への“現在地”
守護神の西川は「平均1.82点」と安定しない守備面の課題を指摘
主将のGK西川周作もまた、「キャンプからやろうとしてきたことが、(シーズンの)半分で出てる試合が多くできているんじゃないかという感覚と、ただ、それが結果につながっていないというところ。勝ったり負けたり、負け方の失点が多かったりとか、少し悔しい部分もある」と話す。17試合を終えて31失点は1試合平均「1.82」。これでは、安定した成績は望みづらい。
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昨季終了時に現役時代は浦和でプレーし、引退後には長年GKコーチを務めた土田尚史スポーツ・ダイレクターが就任し、3年計画を打ち立てた。初年度の目標としてはAFCチャンピオンズリーグ出場権の獲得と、得失点差のプラス2桁が示されている。しかし、その得失点差プラス10を達成するには、後半戦17試合でプラス17が必要となり、かなり難しいと言わざるを得ないだろう。
日程的には5連戦の最初の一戦ということで、大槻監督が「あと4試合は中2日、3日で続くので、そこまでは回復メインのトレーニングになると思う」と話したように、何か大きな変化を与えるのは難しい期間ではある。ただ、リーグ戦の半分を終えた時点の現在地がどうであるのかを示す首位との戦いだったのは間違いないと言えるだろう。