「大惨事なパス」 チェルシー守護神の“恐ろしい失点直結ミス”に英騒然「圧倒的な大失態」
チェルシーはリバプールに0-2で敗戦 GKケパの痛恨ミスは「もう取り返しがつかない」
チェルシーは現地時間20日、プレミアリーグ第2節でリバプールと対戦し、0-2で敗れた。前半終了間際の退場劇が響く結果となったが、スペイン代表GKケパ・アリサバラガの痛恨のミスから追加点を許した場面に英メディアは注目。「ケパの大惨事なパス」「圧倒的な大失態」と酷評している。
チェルシーは今夏の移籍市場でドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、同MFカイ・ハフェルツ、ブラジル代表DFチアゴ・シウバ、イングランド代表DFベン・チルウェルら即戦力を次々と獲得する大型補強で総額にして約280億円の投資に踏み切った。リーグタイトル奪還に向け本腰を入れたシーズンとなるなか、第2節にして昨季王者のリバプールをホームに迎え撃った。
両チームともに序盤から慎重なプレーを見せていたものの、前半アディショナルタイムに一瞬の隙を突いたリバプールがロングパスからのカウンターでチャンスを生み出すと、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンは耐えかねて相手FWサディオ・マネを抱えるように転倒させてしまう。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認の結果、主審はレッドカードを提示し、一発退場となった。
数的不利となったチェルシーは後半にリバプールの猛攻に遭う。後半5分、華麗なパスワークで左サイドを完全に崩されると、最後はマネにヘディングを叩き込まれ、先制点を許す。そして、0-1で迎えた同9分、ケパが唖然とするミスを犯すことに。バックパスを受けたケパは前線に浮き球のパスを出す瞬間をマネに狙われ、あえなくカットされこぼれ球を拾われると、そのまま無人のゴールへと流し込まれ、致命的な追加点を献上した。
英メディア「スポーツ・バイブル」は「ケパの大惨事なパス」と見出しを打ち、「圧倒的な大失態を提供。マネに簡単なインターセプトを許すパスを出した」と説明している。また、英メディア「GIVE ME SPORT」も「恐ろしいミスを生み出した」と大々的に取り上げ、「マネへと真っ直ぐボールを渡した」と安易なボールロストを指摘。「このミスは、もう取り返しがつかない」と断罪している。昨季から致命的なミスが目立ち、去就が騒がれていたケパだが、この日の失態は議論の再燃を招くことになりそうだ。