ジダン監督、トッテナム移籍のベイルに言及 「ギャレスと問題があったことはない」
ジダン監督は周囲の喧騒にも冷静に対応「私たちにできることは、最善を祈ることだけ」
トッテナムは19日、レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルが期限付き移籍で加入することを発表した。レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、ベイルとの関係に問題はなかったとコメントしている。英紙「インデペンデント」が報じた。
2013年夏に当時世界最高額の1億ユーロ(約120億円)と言われた移籍金でトッテナムからレアルに加入したベイル。4度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝など多くのタイトルを獲得したが、ジダン監督の下ではプレー機会が限定されていた。昨季も新型コロナウイルスによる中断後は負傷もあり、ほとんど出場機会を与えられなかった。
ベイルは週給60万ポンド(約8100万円)という超高額の給料を得るために、レアルを離れることを拒否するとされてきたが、トッテナムへの復帰を決断した。ジダン監督は、レアルを離れることとなったベイルと言葉を交わすことがなかったようだ。
「彼とは話をしなかった。でも、常に質の高さを証明してくれたし、クラブのために成し遂げてくれたことに議論の余地はない」
また、ジダン監督との不和が退団につながったと報じられていることについても、「そうではない。実際はより複雑なんだ。ベイルとは常に対立が報じられた。でも、私はギャレスと問題があったことはない。彼は今、新たなチャレンジを始めた。私たちにできることは、最善を祈ることだけだ。サッカー界では、こうしたことが起こる。だが、私はずっと言い続けているが、彼はスペクタクルな選手だよ」と、問題はなかったと説明している。
リーガ・エスパニョーラ2連覇を狙うレアルは、ベイル放出が正しかったかが問われる1年となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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