昇格組リーズ、2戦7発の“エンタメ攻撃”に元英代表DF感嘆 「まるでバスケの試合」
今季は開幕直後からゴールラッシュのなか、昇格組リーズは2試合でゴールを記録
開幕直後のプレミアリーグで怒涛のゴールラッシュだ。第2節が行われた現地時間19日には4試合で21得点が生まれる“ゴール祭り”。なかでも開幕戦で王者リバプールと3-4の激戦を演じた昇格組リーズは2試合で7得点7失点と16年ぶりのトップリーグで強烈なインパクトを残している。
先週末に開幕を迎えたプレミアリーグは、19日に行われた第2節の4試合も全チームが得点を挙げて、ここまでまだ引き分けの試合が一度もない。
エバートン対ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンは、新加入のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが初ゴールを決めるなどしたエバートンが5-3で、リーズ対フルハムの昇格組対決はマルセロ・ビエルサ監督率いるリーズが4-3で、それぞれ激しい乱打戦を制した。
開幕節でフルハムに3-0で快勝していたアーセナルは、ウェストハムに2−1で競り勝ち2連勝。幸先のいいシーズンのスタートを切っている。クリスタル・パレスはマンチェスター・ユナイテッドを相手に敵地で3-1と勝利を収め、こちらも開幕2連勝を飾った。
この日の4試合で生まれたゴールは「21」。データ分析会社「オプタ」によれば、最大4試合開催だった1日としてはリーグ歴代最多得点となったという。今季のプレミアリーグは序盤からエンタメ性抜群の戦いが続いている。
そして“ゴール祭り”の1日の中でも特に目を引くのは、昇格組リーズの暴れっぷりだろう。開幕戦では王者リバプールを相手にアウェーで3-4の激戦を演じ、続くホームでのフルハム戦で今度は自分たちが4-3で勝利を収めた。開幕2試合で7得点7失点と強烈なインパクトを残している。
その戦いぶりに対する反響は大きく、英公共放送「BBC」で解説を務めるパット・ネヴィン氏が「残りのシーズンはリーズの試合を観戦し、それを楽しむことになるだろう」と語れば、元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏も「まるでバスケットボールのような試合で、最後まで目が離せなかった」とコメント。早くもビエルサ監督率いるリーズの虜となった人が続出しているようだ。
20日にはリバプール対チェルシーのビッグマッチが組まれている。序盤戦から見どころ満載のプレミアリーグだが、さらなるゴールラッシュも期待大だ。