“セクシーフットボール”の象徴!? 乾貴士、50m超パスからの“神トラップ”に先輩感嘆「すんげー」
ビジャレアル戦の前半、GKのロングキックを巧みに処理してビッグチャンスをつかむ
スペイン1部エイバルに所属するMF乾貴士は、現地時間19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節ビジャレアル戦(1-2)でフル出場。先制点の起点になったほか、鮮やかなスーパートラップが注目を集めた。かつて“セクシーフットボール”で一世を風靡した野洲高の一学年先輩にあたるMF楠神順平(南葛SC)も「すんげートラップ!!」と反応している。
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ビジャレアルの日本代表MF久保建英がベンチスタートとなるなか、乾は左ウイングとして2試合連続のスタメン出場。得意のドリブルで何度もチャンスを作り、チームの攻撃にアクセントを加えた。0-0で迎えた後半5分には、センターライン付近でこぼれ球を拾いMFエドゥ・エスポジトにつなぐと、最後はFWキケ・ガルシアが相手GKをかわしてシュートを流し込み、乾のパスを起点に先制点が生まれている。その後2点を奪われ、チームは1-2で敗れたが、乾自身のパフォーマンスは決して悪くなかった。
乾の最大のハイライトは、前半21分のワンプレー。ビジャレアルの左CKのクロスを直接キャッチしたエイバルGKマルコ・ドミトロビッチは、すぐに左サイドの最前線に走り出した乾にパントキックでパスを供給する。50メートル以上を飛んだこのボールを、乾は縦に走りながら右足アウトサイドで巧みにトラップ。2タッチ目で縦に持ち出すと、相手DFアルフォンソ・ペドラサを振り切ってカットインしたが、シュートはビジャレアルGKセルヒオ・アセンホの好守に阻まれた。
このワンプレーを、DAZN公式ツイッターが「吸い付くようなスーパートラップ」と記し、映像を投稿。楠神はこれに対し、「すんげートラップ!!」と感嘆しつつ、先輩らしく“ゴールを決めてほしかった”とばかりに「決めれへんかー」と綴った。
9月の試合で右膝前十字靭帯を損傷して戦線離脱となった楠神。乾のスーパートラップは復帰を目指すうえで大きな刺激になったに違いない。