ハリル御前で2ゴール! 浦和のエース興梠を輝かせた代表監督のアドバイス
日本代表候補合宿での直接指導
浦和のエースが、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督の目の前で本領を発揮した。12日のアビスパ福岡戦で、浦和レッズの日本代表FW興梠慎三が2ゴールの活躍。チームを2-0の勝利に導いた。視察に訪れた同監督も「興梠が2点決めたことは嬉しい」とのコメントを残している。
この日の興梠は1トップのポジションで先発フル出場し、前半18分にMF関根貴大からの折り返しをニアサイドで、後半6分にはMF梅崎司からのクロスをニアサイドで、FW李忠成がつぶれた後ろに入り込んでゴールしている。どちらも、サイドからのボールをゴールにつなげた。
前節の磐田戦で2シャドーの一角として出場した興梠は、中盤に下がってボールを受けるプレーを繰り返したが、効果的には機能しなかった。自身がゴールから距離が離れてしまうだけでなく、チーム全体の位置も下がり気味になり1トップのFWズラタンの孤立を招くという、ありがたくない副産物もついてきてしまったからだ。
その試合翌日からスタートした日本代表候補合宿で、興梠はハリルホジッチ監督からプレーに対する指摘を受けたという。
「磐田戦で引いてもらって、(浦和の)ペトロヴィッチ監督からも『あんまり引くな』と言われて、ハリルさんにも『あれはダメだ』と言われていたので、シャドーに入ってもトップに入っても裏を狙っていこうと思っていた。今回、代表の合宿でハリルさん(ハリルホジッチ監督)から、もっとペナルティーエリアの中に入っていけと指導されたので、今日は相手の裏も狙うようにしていたし、センターリングが上がる時に、確実に自分が中に入っている態勢を作っていたので、自分のところに来たのかなという気がする」
page1 page2