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15歳でスペインへ渡った吉村祐哉、2部Bアーロ・デポルティボと契約 今季は国王杯にも出場
育成年代では今季ウエスカを率いるミチェル監督の指導を受ける
スペイン2部B(実質3部)のアーロ・デポルティボが現地時間9月17日、公式SNSで日本人MF吉村祐哉の獲得を発表した。
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吉村は中学卒業後、15歳で単身スペインへ。しかし、FIFA(国際サッカー連盟)の未成年ルールのため試合に出られず、練習のみで3年間を過ごした。18歳の誕生日を期に、育成に定評のあるラージョ・バジェカーノ(現スペイン2部)のユースに入団。現在、FW岡崎慎司の所属するウエスカ(スペイン1部)を率いるミチェル・サンチェス監督の下、才能に磨きをかけて競争を勝ち抜いてきた。
その後、テネリフェ(スペイン2部)のU-23チームに移籍。4部リーグ優勝やクオリティーの高いプレーが評価され、今回アーロ・デポルティボへの移籍が実現した。
22歳の吉村は育成大国スペインで15歳から挑戦を続け、下部組織から2部Bまで上り詰めた唯一の日本人選手。左利きの攻撃的MFでパスセンス、ボールの運び出しを特徴とする。アーロ・デポルティボは今季スペイン国王杯にも出場するため、強敵相手にどこまで渡り合えるのかも注目ポイントとなる。
吉村は契約決定に際し、「今回アーロ・デポルティボと契約でき嬉しく思っています。アーロというチーム、また2部Bという舞台でプレーできることに感謝し、クラブや監督の期待に応えれるよう全力を尽くします。チームのみんなも温かいですし、もっとチームメイトやクラブのことを知り、良い形でリーグ戦や国王杯に臨めたらと思います。スペインでワインがとても有名な地域でもあるので、日本からも多くの方が応援に来てもらえるよう頑張ります」と意気込みを語っている。
その経験を日本サッカーに還元していくことも考えている22歳の若武者・吉村。さらなるステップアップが期待されるところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)