トーレス、フンメルス、イブラ… “出戻り移籍”12選手の「成功」「失敗」を米査定
かつて所属した古巣クラブに出戻ったワールドクラスの選手たちを特集
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、7年ぶりのトッテナム復帰が正式に決まった。この大型移籍を受けて、米スポーツ専門局「ESPN」が出戻り移籍選手たちを特集し、成功と失敗を評価した。
「ESPN」は出戻り移籍をした12選手をピックアップし、その成功と失敗を次のように評価している。
FWティエリ・アンリ →アーセナル【成功】
FWフェルナンド・トーレス →アトレティコ・マドリード【失敗】
FWズラタン・イブラヒモビッチ →ユナイテッド【失敗】、ACミラン【成功】
FWディディエ・ドログバ →チェルシー【成功】
FWジエゴ・コスタ →アトレティコ・マドリード【失敗】
FWウェイン・ルーニー →エバートン【成功】
MFポール・ポグバ →マンチェスター・ユナイテッド【成功】
MFセスク・ファブレガス →バルセロナ【失敗】
MFマリオ・ゲッツェ →ドルトムント【失敗】
DFジェラール・ピケ →バルセロナ【成功】
DFソル・キャンベル →アーセナル【成功】
DFマッツ・フンメルス →ドルトムント、バイエルン【毎回成功】
アーセナルでクラブ最多得点記録保持者となったアンリは、バルセロナ、ニューヨーク・レッドブルズへの移籍を経て、2012年1月にアーセナルに復帰。約2カ月の在籍になったが、7試合で2得点を挙げて衰えない決定力を示した。
バルセロナのカンテラから巣立った選手は明暗が分かれた。マンチェスター・ユナイテッドから格安の移籍金で復帰したピケは、バルサとスペイン代表の守備の中心となった一方、若くしてアーセナルへ引き抜かれたセスクはチームにフィットしきれず、3年後にはチェルシーへ移籍して再びプレミアリーグに活躍の舞台を求めている。
期待の若手としてマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、クラブとイングランド代表で象徴となったルーニーは、13年間を経てエバートンに復帰。1シーズンながらリーグ戦31試合10ゴールの結果を残した。34歳の現在はイングランド2部ダービー・カウンティFCに所属している。
イブラヒモビッチは2016年にユナイテッドに加入するも、右膝前十字靭帯損傷によりシーズン後に契約満了。一度はチームからリリースさせる形となったが、17年夏に再契約を結び、怪我からも復帰を果たしたが、18年3月に契約を解除してLAギャラクシーに活躍の場を求めた。2019年12月から今度は古巣ミランに戻り、昨季は21試合18ゴールと活躍し、今季もフル稼働が期待されている。