「トッテナムよりリバプールが気になる」 名手ジェラード、チアゴの古巣加入に興奮
リーグ全体への影響に言及しつつも、チアゴのリバプール加入への興奮を隠せず
ウェールズ代表FWギャレス・ベイルのトッテナム加入が正式決定した。7シーズンぶりのスピードスターの復帰に地元ファンは沸き立っているが、リバプールのレジェンドである元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードは、別の移籍のことで頭がいっぱいのようだ。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。
7歳の時にリバプールの下部組織に加入し、その後、1998年にトップチームデビューを果たしたジェラードは、2015年に米MLS(メジャーリーグサッカー)のロサンゼルス・ギャラクシーへ移籍するまでの17年間にわたり、レッズを象徴する存在として活躍した。現在は、スコットランド1部レンジャーズの指揮を執るジェラードは、かつて自身も対戦したベイルのプレミア復帰を喜びつつ、別の移籍に興奮を隠しきれないようだ。
20日のハイバーニアン戦に向けた記者会見で、ベイルのトッテナム加入について問われたジェラード監督は、「トッテナムにとって、素晴らしい補強になったと思うよ」と前置きをしたうえで、正式に自身の古巣への移籍が発表されたスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの加入を喜んだ。
「世界最高峰の個のタレントを持った選手の話題をしたいのだろうけれど、正直なところ、私はチアゴの加入により興奮しているんだ。私のお腹のなかに蝶が入ってくる移籍は、そっちだね。トッテナムのことより、リバプールが気になるんだよ」
欧州ではワクワクする時などに「お腹の中に蝶がいる」という表現を使うが、チアゴの加入がよほど嬉しかったのだろう。ジェラード監督は、「とはいえ、ファンタスティックな加入だと思うよ。ギャレス・ベイルはワールドクラスの選手だ。彼のような選手がベンチに座る姿は見たくないし、プレーをしないのは苛立つ。そうした選手たちが生き生きとプレーする姿を再び見たい」と、再びベイルの移籍について言及してから、「でも、僕のお腹のなかに蝶を入れるのは、チアゴの移籍なんだ。申し訳ないけれどね」と繰り返した。
リバプールはチアゴに加え、ウォルバーハンプトンからポルトガル代表FWジオゴ・ジョッタの獲得も発表した。リバプールのプレミア連覇を願うジェラードのお腹の中で、蝶は飛び回っているに違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)