マルディーニ氏が現チームの戦いぶりを称える　「チームとして成立しつつある」

　辛口のレジェンドが名門復活への第一歩を認めた。ACミランでキャプテンを務めた元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏が、3年ぶりとなる欧州カップ戦出場権の獲得に向けて戦うチームについて、「長い重病からの回復期」と語っている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

　ミラン黄金時代のバンディエラは11日、2010年に病気で死去したジャーナリストの偉業を称える記念賞の第5回授賞式に出席。インテルのハビエル・サネッティ副会長とともに招待客となったマルディーニ氏は、シニシャ・ミハイロビッチ監督が率いるミランの復調ぶりを認めている。

「今のミランを見ることは苦痛か？　ノー。ミランはここ2、3年あまり、素晴らしいシーズンとは言えなかったが、このミランは何かポジティブなものを見ることができている。チームとして成立しつつある。しかし、まだまだ時間がかかる。長い重病を患った後の、回復期のように」

　マルディーニ氏はこう語った。2年連続で欧州のカップ戦出場権を失ったミランだが、2016年に入ってからは6日のサッスオーロ戦で0-2と敗れるまで、公式戦12試合連続で無敗の快進撃を続けた。日本代表FW本田圭佑も攻守に奮闘し、リーグ戦では6位、イタリア杯では決勝に進出している。