モウリーニョとの関係は修復不可能? トッテナムがMFデレ・アリの放出を検討か
クラブ側はプレミア勢への移籍を望まず PSGとインテルが新天地候補に浮上
トッテナムのイングランド代表MFデレ・アリは、2014年の加入以来、チームの中心選手として活躍してきた。しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督との衝突が報じられており、今夏の移籍市場での退団もあり得るようだ。そんななか、フランスメディア「le10sport」は、「パリ・サンジェルマン(PSG)にモウリーニョのスター獲得のチャンス到来」と報じている。
アリは16歳だった2012-13シーズンにMKドンズでプロデビューを果たし、14年にトッテナムへ移籍。15年からはイングランド代表にも選出され、将来を嘱望されてきた。24歳となったアリは、トッテナムと24年まで契約を結んでいるが、クラブは現在、放出に向けて動き出しているという。
モウリーニョ監督は昨季途中にトッテナムの監督に就任後、アリを中心選手として起用してきた。今季のプレミアリーグ開幕戦のエバートン戦(0-1)でも先発起用したが、ハーフタイムにベンチに下げていた。さらにモウリーニョ監督は、UEFAヨーロッパリーグ2次予選のロコモティフ・プロブディフ戦の招集メンバーからもアリを外し、2人の関係は完全に壊れたと英国内では伝えられている。
英紙「デイリー・メール」によると、PSG、インテルが移籍先に挙がっているという。そして「インテルには、選手を最高の状態に戻し、キャリアを元の軌道に乗せるアントニオ・コンテ監督がいる。ロメル・ルカクに起きたことを見ればいい」として、インテルへの移籍が望ましいと報じている。
一方、「le10sport」は「トッテナム陣営は、プレミアリーグのライバルクラブの強化を望んでいない。さらにローン移籍が望まれているため、PSGにも獲得できるチャンスがある。あとはレオナルド氏が動くかどうかだ」と、テクニカルディレクターの動向を注視した。
数年前までリーグで最も大きな期待を集める若手だったアリだが、このままプレミアの舞台を離れることになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)