イアン・ライト氏がベイルのトッテナム移籍に言及　「信じられない補強になる」

　アーセナルで活躍した元イングランド代表FWイアン・ライト氏が、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの復帰が濃厚となったトッテナムの躍進を予想している。韓国代表FWソン・フンミン、イングランド代表FWハリー・ケインとの強力3トップが機能すれば、トップ4入りは堅いと考えているようだ。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

　ジネディーヌ・ジダン監督の構想外となり、移籍の噂が絶えなかったベイル。昨夏は正式決定目前で中国への移籍が消滅していたが、今夏は2013年までプレーしていた古巣トッテナムへの期限付き移籍が、決定秒読みの状況を迎えている。

　ジョゼ・モウリーニョ監督率いる現在のトッテナムではイングランド屈指の点取り屋であるケイン、韓国代表FWソン・フンミンなど強力なアタッカー陣がレギュラーを張っている。そこにレアルでUEFAチャンピオンズリーグ優勝4度を経験したベイルが加わり、どのような化学反応が起こるのか注目を集めそうだ。

　元イングランド代表FWで、アーセナルのレジェンドであるライト氏は、ベイルの加入がトッテナムにとって大きな追い風になると考えているようだ。同氏は「ベイルが本調子であれば、彼らは簡単にトップ4に入ることができるだろう」と、トッテナムの躍進を予想している。

「もし彼がゲームを修正し、前線で彼とソン・フンミン、ハリー・ケインの3トップがプレーできれば、信じられない補強になると言わざるをえないだろう」

　ライト氏はベイルを含めた攻撃ユニットが機能すれば、トッテナムが「間違いなくトップ4に入る」と断言している。トッテナムはプレミアリーグで2015-16シーズンから4年連続でトップ4フィニッシュを果たしたが、低迷した昨季は6位に終わっていた。

　怪我の多さにも悩まされ、コンディションや試合勘に不安は残るが、まだ31歳と老け込む年齢ではない。7年ぶりの古巣復帰となるベイルには、大きな期待が懸けられることになりそうだ。