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本田とミラン監督の共通認識 「最も政治的な」名門の流儀に指揮官が苦言
「どんなことでも起こり得るが…」
ミランは2016年に公式戦12試合連続無敗記録と上昇気流に乗り、イタリア杯決勝にも進出できた。だが、サッスオーロ戦で0-2の敗戦を喫すると、不穏な空気が一気に名門を覆った。日本代表FW本田圭佑も、ミランについて「イタリアでも最も政治的」と分析したことがある。イタリア元首相のワンマンオーナーが、システムや選手選考に口を挟む現場介入がお家芸のクラブは一筋縄にはいかない。
「イタリア杯決勝に進出した。監督として残留できないのは、正当な結末ではないと思うが?」
メディアからミハイロビッチ監督の来季残留こそ妥当との質問も出たが、「それは私が決めることではない、私は潔白だ。どんなことでも起こり得るが、みんな結果が決定する。リーグ終了まで待とう。私は落ち着いている」と指揮官は語った。
2017年6月まで契約を残しているミハイロビッチ監督は、泰然自若を貫いた。日本代表FW本田圭佑が2014年1月にCSKAモスクワから加入後、すでに4人の監督が指揮を執った。来季本田にとって5人目の新監督がやってくるのか。会長からの現場介入に激怒し、辞任の決意を固めたとも報じられている”鬼軍曹”は有無を言わさぬ結果を出し、来季も続投となるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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