キエーボ戦の前日会見でミハイロビッチ監督が独特のメカニズムに触れる

　ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、欧州で最も政治的と呼ばれるかつての名門のメカニズムに苦言を呈している。

　13日の敵地キエーボ戦に向けた記者会見に臨んだ指揮官に対し、去就問題や名物オーナーであるシルビオ・ベルルスコーニ会長との確執などについて多くの質問が寄せられた。12日に練習場のミラネッロで会長、アドリアーノ・ガリアーニCEOとの三者会談を持った指揮官は「何を話したか忘れたが、会長とは話をした。2年契約が残っているので私は残りたい。目標を達成できたか、できないかなど影響するので、様子を見よう。負けると環境は健康的ではないが、自分は幸い、周りに左右されない」と語った。

　無頼派の指揮官は、去就問題やメディアの注目についてもどこ吹く風を貫いた。それでも、ピッチ外にメディアとサポーターの視線がクローズアップされるミランの伝統を疑問視し、こう語っている。

「戦術と技術のことよりも、会長との関係についての方が質問が多い。それは、健康的な環境ではない。このクラブだけ固執がある。挨拶して、ハグして、キスした。会長とは問題ない」