1年後のムバッペ獲得に向けた布石? レアルが積極的に選手売却、今夏148億円を調達

レアル・マドリードが本格的にFWキリアン・ムバッペの獲得に動き出した【写真:AP】
レアル・マドリードが本格的にFWキリアン・ムバッペの獲得に動き出した【写真:AP】

「売り」の動きを見せる今夏のレアル、ベイルも放出すれば給与分も大幅に節約

 レアル・マドリードは今夏の移籍市場でコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスら選手の売却に積極的に動いており、すでに計1億ユーロ(約124億円)以上を調達している。スペイン紙「マルカ」は、来夏にパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得するための布石だと報じている。

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 スペイン王者レアルは今夏の移籍市場で「買い」よりも、「売り」の動きを積極的に見せている。目立った新戦力はここまでレンタルバックのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールのみで、昨季ドルトムントでブレークしたモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを4000万ユーロ(約49億円)でインテルへ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを2500万ユーロ(約31億円)でエバートンへと放出している。

 さらに、8月にスペイン代表デビューしたMFオスカル・ロドリゲスも1350万ユーロ(約17億円)でセビージャに完全移籍。そのセビージャへの期限付き移籍で、昨シーズンに台頭したスペイン代表DFセルヒオ・レギオンはトッテナムへ移籍することが濃厚となった。その移籍金は3000万ユーロ(約37億円)と伝えられている。

 それに加えて、元U-19スペイン代表DFハビ・サンチェス(→バジャドリード)、U-21スペイン代表FWダニ・ゴメス(→レバンテ)、スペイン人FWホルヘ・デ・フルートス(→バジャドリード)と下部組織出身者3人の売却で計850万ユーロ(約11億円)を捻出。ビジャレアルに貸し出した日本代表MF久保建英のレンタル料250万ユーロ(約3億1000万円)も合わせると、今夏に選手の放出で計1億1950万ユーロ(約148億円)を調達することになる。

 ウェールズ代表FWギャレス・ベイルのトッテナムへの期限付き移籍も迫っており、その給与分を大幅に節約することも可能となる。

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