PK判定は妥当? ハンドの基準と“例外”の適用に識者見解「自分だったら…」
別のシーンでは「“支え手”であるハンドの例外」の解釈の難しさが浮き彫りに
この回の放送では、他のシーンでも“支え手”のハンドの判定について取り上げている。そちらでは、「ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない」の範囲の解釈がいかに難しいかが浮かび上がっている。
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紹介されたシーンは、J1第16節の川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島の一戦の後半42分だ。川崎DF山根視来が右サイドから入れようとしたクロスに、スライディングでブロックしに行った広島DF佐々木翔の左手が当たったように見えた。東城穣主審は佐々木のハンドを取り、川崎にPKを与えている。この時、佐々木の左手は地面に着いた状態だった。
主審はハンドの反則を取っているが、伸ばされた範囲が微妙で非常に難しい。なお、小幡氏はここでも主審の判定を尊重はしつつも、「自分だったら…」という立場で「違う判定をするかもしれない」と話している。
今シーズンは、Jリーグで「ハンドの反則」が話題になることが例年以上に多い印象がある。“支え手”のハンドの判定もその一つだ。主観の占める割合が大きいため、レフェリー、選手も理解に難しさを感じているはずだ。それは視聴者にとっても難しいということ。はっきりとした答えのない状況でも、判定は下される。観戦していて納得のいかないことも多いだろう。
そうした状況のなかで、『Jリーグジャッジリプレイ』のように様々な角度から意見交換する場は日本のサッカー界にとってプラスだろう。引き続き、番組内での議論には注目していきたい。