久保建英×イ・ガンイン、新シーズン開幕戦の“結果”に韓国注目 「明暗が分かれた」
後半32分からの途中出場だった久保に対し、イ・ガンインは先発して2アシストを記録
日本代表MF久保建英(ビジャレアル)と韓国代表MFイ・ガンインは、同じスペインを拠点にユース時代を過ごしてきたこともあり、たびたび“日韓対決”として比較されてきた。韓国メディアは2020-21シーズンの開幕戦で「明暗が分かれた」と注目している。
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バルセロナの下部組織「ラ・マシア」出身の久保は、日本への帰国を経て、19年夏にFC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ移籍。その後、マジョルカへ1年間のレンタルとなり、残留争いを強いられるなかで攻撃の中心選手として奮闘した。
それに対し、バレンシアの下部組織で育ったイ・ガンインは、17年にバレンシアとプロ契約。18年10月にトップチーム初出場、翌19年1月にリーガデビューも飾ったが、昨季はリーグ戦で相手選手への悪質タックルで2度の退場処分を食らうなど、本調子には程遠かった。バレンシアとの契約更新のオファーを拒否して退団を希望したとも報じられたが、最終的に残留している。
19-20シーズンは久保のリーガ初出場戦を含めて2度対戦して、イ・ガンインが所属するバレンシアが2勝。プレシーズンマッチも2-1でバレンシアに軍配が上がっている。
そのなかで、ビジャレアルとバレンシアは現地時間9月13日に2020-21シーズンの開幕戦に臨んだ。ウエスカ戦(1-1)で後半32分から途中出場だった久保に対し、レバンテ戦(4-2)に前線の一角で先発したイ・ガンインは2アシストを挙げて勝利に貢献した。
韓国の総合ニュースサイト「スターニュース」は「“残留”のイ・ガンインは2アシスト、“レンタル”の久保はベンチ…日韓有望株に悲喜」との見出しで、2人の開幕戦の結果に言及している。
「韓国と日本を代表する有望株の明暗が分かれた。ビジャレアルのウナイ・エメリ監督が久保にポジションを与えるという現地報道もあったが、1-1で迎えた後半32分に途中出場。プレー時間が短く、これといった見せ場はなかった。一方、イ・ガンインはレバンテとのホームゲームで71分間プレーし、2アシストを記録した。安定した出場機会を得るためにバレンシアを去ることを考えていたが、最終的に移籍とはならず、主力としてチームに再編成されているので今シーズンの展望は明るい。1試合を終えた段階ではあるが似たような状況で、異なる選択をした2人の悲喜は別れた。特に、久保はマジョルカ時代とは異なり、上位クラブのビジャレアルではレギュラーを争わなければいけない立場にある」
ビジャレアルとバレンシアの今季リーグ戦初対決は10月18日に組まれており、久保とイ・ガンインの対決にも注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)