香川真司、サラゴサ”玉突き”退団可能性も…スペインクラブ希望? 地元紙報道「2部であろうと…」
香川真司の去就について地元紙が報道 「順当に考えてクラブと契約解消に合意するだろう」
スペイン2部サラゴサに所属する日本代表MF香川真司の去就がいまだ不透明となっている。セルタから期限付き移籍でウルグアイ人FWガブリエル・フェルナンデスを獲得することも決まり、退団の可能性が高まっているが、スペインでのプレー継続を本人が希望しているという。地元紙「エル・ペリオディコ・デ・アラゴン」が報じている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
サラゴサでの1年目となった昨シーズン、香川は公式戦36試合に出場し、4得点を記録した。チームは2部リーグの3位となり昇格プレーオフに進出したものの、準決勝で敗退して1部復帰を逃していた。2013-14シーズン以降、2部リーグに所属し続けているクラブは、今夏の移籍市場でセルタから期限付き移籍でウルグアイ人FWガブリエル・フェルナンデスを獲得。2枠しかないEU外外国人枠を使用することもあり、同紙は「快適な居場所を見つけるのに前向きなものを示していない」と、香川の退団の可能性を報じた。
現在、香川の年俸は40万ユーロ(約5000万円)だが、新型コロナウイルスの影響を受けたクラブは財政面で昨季から2億5000万円もの予算が削られたとされており、香川の年俸を支払うことが難しいという。香川は現地時間12日に行われたヘタフェとの練習試合には出場せず。同紙は現在米メジャーリーグサッカー(MLS)、トルコ、カタールからオファーはあるものの、本人は「2部であろうとスペインで続ける希望を引き続き持っている」とし、香川の思いを伝えている。
ただ、現時点でスペインクラブからのオファーはなく、1部に昇格したカディスが関心を示したものの、進展はなく、いくつかの2部クラブからの興味を示したものの正式なオファーには至っていない。
同紙は、現役時代にアトレティコ・マドリードやバレンシアで活躍したルベン・バラハ新監督が香川のことを「見たいと考えている」というが、「順当に考えてクラブと契約解消に合意するだろう」と指摘。香川はサラゴサを退団し、スペインでプレーを続けることになるのだろうか。その去就に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)