アーセナル新加入MF、3得点演出も…「まだ喜ぶべきではない」と英指摘 その理由とは?
ウィリアンがデビュー戦で大活躍も、3アシストのムヒタリアンを想起?
アーセナルは現地時間12日、プレミアリーグ開幕戦のフルハム戦に臨み、3-0の完勝を収めた。新加入のブラジル代表MFウィリアンは先発出場して3得点に絡む活躍を見せた一方、英メディアは過去の補強との類似性を指摘し、「まだあまり喜ぶべきではない」と綴っている。
アーセナルは昇格組のフルハムと敵地で対戦し、ウィリアンやDFガブリエル・マガリャエスといった新戦力が先発出場。前半9分にフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットのゴールで先制すると、その後もガブリエル、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで加点し、3-0で危なげなく勝利を収めている。
ウィリアンはこぼれ球に詰めて1点目に関与すると、CKからガブリエルのゴールをアシスト。さらに正確なロングパスからオーバメヤンの3点目もアシストするなど、満点に近い活躍を披露した。チェルシーから移籍金ゼロで加入した32歳は、すでに確かな存在感を示している。
そんなウィリアンだが、唯一の“懸念”を英ラジオ局「talkSPORT」は伝えている。それは2018年にマンチェスター・ユナイテッドから加入したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンとの類似性だという。
「ウィリアンが印象的な活躍…しかしアーセナルファンにムヒタリアンの失敗を思い起こさせる」と見出しを打たれた記事では、「アーセナルファンはまだあまり喜ぶべきではない」と指摘。現在はセリエAのローマに移籍したムヒタリアンと重なる部分を次のように綴っている。
「熱心なアーセナルファンなら、ムヒタリアンがデビュー戦で3アシストを記録したことを思い出すことだろう。事実、ファンの間ではすでにムヒタリアンの名前がトレンドになりつつある。しかしも、そのうち一つはオーバメヤンへのものだった。歴史は繰り返すのだろうか?」
もちろん、ウィリアンとムヒタリアンは移籍の経緯も違い、あくまで現状ではデビュー戦での活躍というポジティブな面しか見せていない。継続した活躍で雑音を振り払いたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)