「久保には魔法がある」 ビジャレアル地元記者が分析、期待する“二つの役割”とは?
「久保はセカンドストライカーより、攻撃的MFとしてプレーする機会が多くなる」
「私は二つのポジションだと考えています。2人のFWが起用される時は、彼はその2人の背後のポジションでプレーします。プレシーズンでも少し見られたと思います。(4-4-2の攻撃的MFの左右の2枚を)久保とチュクウェゼが務めていました。相手ディフェンスのバランスを崩すことを担い、特に2人のFWへのアシスト、得点機会を演出する役割です。起用されるFWが1枚の場合は、その背後のもう1人のFW(4-2-3-1の3の真ん中)の役割が任されると思います。
ですが久保は、セカンドストライカーよりも攻撃的MFとしてプレーする機会が多くなると思います。なぜならジェラール・モレノとパコ・アルカセルの2人が、FWのスタメンとしてプレーすることが多いからです。そのため久保は、中盤でプレーをつくるパレホとの理解を深めないといけないでしょう。またチュクウェゼとの関係も然りです。攻撃で同じ役目を担いますし、2人のFWとの関係も重要です。特にジェラール・モレノですね。彼はFWですが、中盤との連係が良く、ボールを受けに中盤に下がってきますけど、前線でのボールの受け方もいい。
大事なのは、マジョルカとは彼を取り巻く選手たちが大きく違う点です。すべての選手がボールタッチに優れ、プレーをとても良く理解しています。マジョルカではボールを持つ時は、久保がすべてをしなければなりませんでした。これは大きな違いです」
タイトル獲得に向けて、強化を進めるビジャレアルのメンバーには実力者が揃う。状況に応じて左右の攻撃的MFとトップ下での起用が見込まれる久保にとっては、昨シーズンよりもやりやすい部分も多いだろう。同時にチームの目標は高く、故に個々にも結果が求められる。周囲からの要求も高くなる新天地で、久保はどのような“マヒア”を見せるのだろうか。
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(座間健司 / Kenji Zama)