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2000年代「クラブ補強総額トップ10」 1位は2700億円超、イングランド勢が席巻
銀河系軍団レアルは2位、金満クラブへ生まれ変わったチェルシーが堂々のトップ
西暦2000年に突入して早20年。2000年代に突入してから最も選手獲得に大金を投じたクラブは一体どこなのか――。英メディア「Sportskeeda」がトップ10のランキングを公開した。レアル・マドリードを抑え、イングランド・プレミアリーグの強豪クラブがナンバー1となった。
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大型補強と聞いてやはり真っ先に名前が浮かぶのは、現スペイン王者のレアル・マドリードだろう。
2000年代初頭にフロレンティーノ・ペレス会長の下で銀河系軍団化を推し進め、ジネディーヌ・ジダン現監督やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルなど、その世代を代表するスター選手を何人も獲得してきた。
この20年間の補強金額は計21億4000万ユーロ(約2690億円)に到達。昨夏の目玉補強だったベルギー代表MFエデン・アザールをはじめ、ベイル、ロナウド、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(現エバートン)といったワールドクラスを次々に獲得。しかし、今回のランキングでは2位に留まった。
そのレアルを抑えてランキングのトップに立ったのは、2003年にロシアの大富豪ロマン・アブラモヴィッチ氏に買収されてプレミア屈指の金満クラブへと生まれ変わったチェルシーだ。2000年代の補強総額は21億6000万ユーロ(約2720億円)で、レアルを2000万ユーロほど上回った。
チェルシーの主な高額補強は、今夏のドイツ代表MFカイ・ハフェルツ、2019年夏に獲得したブラジル代表GKケパ・アリサバラガ(ともに7200万ポンド)、スペイン代表FWアルバロ・モラタ(5940万ポンド/現アトレティコ・マドリード)、アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチ(5760万ポンド)、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(5265万ポンド/引退)などだ。
チェルシーは昨年FIFA(国際サッカー連盟)から補強禁止処分を受けていたため、シーズンを通して選手補強をほとんど行うことができなかった。しかし、過去2度の移籍マーケットで動けなかった分を取り戻すかのように、今夏だけで2億ポンド(約270億円)以上を費やす大補強を敢行している。